2021年春期(4~6月)アニメ個人的感想
今期も目玉・大穴入り乱れて見所のある作品が沢山あったと思います。
ここでは挙げられていませんが、世間的話題作も豊富で取捨選択に迷った方も多かったと思います。それでは自分が今期見てた作品を振り返ってみましょう。
個人的今期一番の目玉作品でしたが、概ね期待通りの仕上がりだったと思います。
途中中だるみ(というに贅沢なのでしょうが)っぽい感じはしたものの、後半でしっかり話をまとめて?くれた辺りは流石と言うべきでしょう。
最終回で話題になった「ノーCM編成」(普段使われてるCM枠も使って本編を構成し、普段23~4分の枠を27~8分まで枠を拡大する手法)は斬新な試みでしたが、結果的には「正直にCM切った地上波がバカを見た」だけだった気がします。配信サイトは本来30分枠を気にせず配信出来るでしょうし、普通にCM入れたAbemaが得しただけだったような気がします。今後この手法は取られないかもしれませんねぇ。あと再放送される場合はどこかカットされる危険性はあると思います。
ですが、それと作品の出来とは無関係な訳で、作品その物はトンデモ展開も込みでゾンサガらしいEDだったと思います。
なお、最後の新曲も期待に十分応える力作だったと思います。まだ公式音源が上がってないので掲載は出来ませんでしたが、恐らく円盤3巻の付録CDに収録されるでしょうから、今から楽しみです。
昔、自分はラノベ書こうとして少し勉強した事あったのですが(結果は…まぁお察しと言う事でw)、その時「オリジナルティというのは既存のアイデアを足して割ってミックスしてエッセンスを拝借して…しながら作るものだ」という話を聞いた事があるのですが、今作はまさにそんな感じだったと思います。
異世界転生物はもうネタが尽きた…と言われて久しいですが、こうして転生・転移に続く新しい解釈「転送」という概念を持ってくる事によって(これが新しいと思うのは自分の情報不足なだけかもしれませんが)話はまだ作れるものなのだなぁ、と感心しました。
作品自体は、作者が「このすば」の作者である事から作者独特?のゲスい展開が存分に楽しめる作品だったと思います。続編があれば是非楽しみにしたいです。
原作は結構前から書店に並んでいて、タイトルだけしか見てませんでしたが、そのイメージでアニメを見始めた正直な感想は「なんじゃこりゃ?」でしたw。
最初はいつ切るか迷いながら見てたのですが、見ているうちに妙に心地よい世界観がクセになって、結局最後まで無理なく見る流れになりました。肩の力抜いて気楽に見られた楽しい作品でした。こちらも続編出来ればチェックしたいですね。
この作品は自分にしては珍しく、結構前から原作コミカライズを読んでた作品なのですが、世間でよく言う「アニメだと原作が端折られる」を初めて体感出来た作品となりました。テンポが良いというと聞こえが良いですが無茶苦茶話が端折られて、むしろここまで話をカットして破綻なく進められたな、と感心するくらいでした。コミカライズでこれですから原作小説読んでる人はもっと混乱したのかも知れません。
作画もコミカライズに比べて少しキャラが幼く見えたのも最初は違和感でしたが、そこは話が進む度に何とか見慣れた感じはしました。個人的には豪華な声優陣でしたが生かし切れてなかったかな?という感じは否めませんでした。多分この作品は続編やるとしたら数年後でしょうから、その頃には見るの忘れてるかもしれませんw。
前述の「戦闘員~」は新しい解釈の転生物…と言いましたが、こちらはコテコテの王道の転生物です。ただ対象が女性?という事でそれだけで新鮮に見えました。こうしたチートな逆ハーレム的なストーリーを女子が好むのかな?という感じはしますが、世界観・キャラデザ・作画・音楽どれをとっても「優しい」という印象で、疲れたからで見るにはかなりの癒し成分が含まれてたと感じました。個人的には最終話でアイラが生き生きとした笑顔を見せてくれたのは救いでしたね。
本編から脱線した番外日常物ですが、本編の繋ぎとしては十分な働きをしたのではないでしょうか?本編も1期2クール見てお腹一杯になりましたが、こちらもお腹一杯にになりましたので続編はもういいかな?w
今クールのダークホース作品にして、話題賞を与えてもいい作品。
正直判断に困る作品でしたw。バイク(スーパーカブ)を絡めた日常物として見るのか、ひたすらスーパーカブをプロモーションし愛でるための作品なのか、で評価は分かれると思います。
主人公の行動が随所で炎上してたようですが、これを作品の味として容認するか、日常物として許されない描写と取るかは判断が難しい所です。逆にそれをツッコミ処として楽しむという方向もありなのかもしれませんが…個人的には「そうなならんやろw」とツッコミながら見てました。
こちらは前作から必要性の無いエロが作中大量に盛り込まれてる作品という認識でしたが、今作になってその要素がさらに増したという感じでしょうか。1クール10話とコンパクトにまとめられた作品でしたが、コンパクトな分サラッと話が流れてしまった感は否めないという印象です。そういう意味では勿体なかったかな?とは思ってます。でも、もし10代半ばで見てたら…1話とか何回も繰り返し見ておかずにしてたかも?www
2クール我慢して見て、最後は「万策尽きた」…何とも言いようがない作品でした。
「蜘蛛子」サイドと「勇者」サイドを交互に描写しながら進める物語は概ね不評だったようですが、自分もイマイチ意味不明瞭な感じがしました。試みとしては悪くなかったと思うのですが、結局最終回が「万策尽きた」ではお話にならないという感じです。
一応最終回は日を改めて放送するつもりのようですが、その時に最終回を覚えててちゃんと見届けてくれる視聴者がどれだけ居るのかは疑問です。遂に「最終回が延期になる作品は神作」のジンクスが途絶えるのかと思うと一抹の寂しさを覚えます。
番外編として、アニメではありませんがアニメファン(ゆるキャン△ファン)なら絶対外せない作品だと思います。
前作と流れは変わらず、原作やアニメの雰囲気・世界観を一切崩さずにドラマの優位点を被せていい作品に仕上げたと思います。主演陣も前作でキャラを掴んだお陰で初期からすんなり話に溶け込んでます。
逆に女優さんのファンの皆さん的には、この作品がどう映ってるのか聞いてみたいです。好意的に受け止められているのでしょうか?
最後に購入CD情報。
アニメは微妙wだった「スライム300」でしたが、EDは良い曲でしたね。
CD買ってクレジット見て「あぁ、この曲はベーシストがプロデュースしてる作品」なんだと理解出来、その視点で聴くと納得する部分も沢山ありました。ついついこういう所で無駄なベースフレーズ挟んじゃうよね~とか、ねw。
今回も4曲収録でシングルというよりミニアルバムな感じではありましたが、前作に比べると個人的にはお気に入りが少なくてちょっと残念。まぁ曲調に幅があるのは良い事だとは思います。
さて、来期はついに「あの」作品が帰ってきます。ある意味、万感の意味を込めてみる事になるんでしょうねぇ…。次クールもアニメで楽しみましょう。